◆質問
ルール変更があったと聞いたのですが・・・
本当ですか?
◆回答
ルールの一部にマイナーな変更がありました。
施設に関するものでは、ラインの色や制限区域の色について等ありますが、ここではプレイに関するものだけを
かいつまんでお話ししたいと思います。
また、品川区バスケットボール連盟として、変更したルールを、どの大会から採用していくかについては現在検討中です。
審判講習会等で皆様に伝達してから実施しよう考えております。
【プレイに関する主な変更点】
① ゴールと点数
パスしたボールが他のプレイヤー(味方でも相手でも)や床に触れないで直接リングを通過したときは、今まで通り、パスしたプレイヤーがいたエリアで得点が決まります。
つまり、3ポイント・エリアにいるプレイヤーがパスしたボールが直接リングを通過したときは3点が与えられます。
しかし、パスしたボールが他のプレイヤー(味方でも相手でも)や床に触れてからリングを通過した場合は触れたプレイヤーの位置や床のエリアに関係なく、
すべて「2点」。と変更になりました。
以前は最後に触れたプレイヤーの位置や床のエリアで得点が決まっていました。
② 8秒ルール
ボールが空中にあるときに8秒が経過してヴァイレイションが鳴らされたときは、ゲームを再開するスローインの位置がセンターラインに最も近いフロントコートから行う。
と変更になりました。
今までは最後に触れたプレイヤーがいたところに最も近いアウトからでした。
③ アウト・オブ・バウンズ
制限区域にいたプレイヤーが3秒のヴァイオレイションを逃れるために、エンドラインの外に両足をつけたとしても制限区域から出たことにはならなくて、
ヴァイレイションになりました。
④ 24秒ルール
⑴ショットされたボールが空中にあるときにショットクロックの合図が鳴って、そののちにファウルがあったときは、そのボールがリングに触れる、触れないに関係なくファウルの処置でゲームを再開することになりました。
今までは、ボールがリングに触れなかったときは、アンスポとテクニカル以外のファウルはなかったものとして、ショットクロック・ヴァイオレイションの処置でゲームを再開していました。
⑵各ピリオドの終了近くの状況に応じたゲームクロックとショットクロックの関係が明確にされました。
(例1)
チームAが第2ピリオド残り25.2秒でボールをコントロールした。
ショットクロックが残り1秒になったところでA1がショットした。ボールが空中にあるときにショットクロックの合図が鳴った。
ボールはリングに当らず、
a. そののち1.2秒が流れたところでピリオド終了の合図が鳴った。
b. 審判はヴァイオレイションの笛を鳴らしゲームを止めた。ゲームクロックの表示は0.8秒だった。
(例2)
チームAが第2ピリオド残り25.2秒でボールをコントロールした。A1の手にボールがある状態でショットクロックの合図が鳴った。
審判はヴァイオレイションの笛を鳴らしゲームを止めた。
ゲームクロックの表示は0.8秒だった。
(処置と解説)
(例1)
a. そのままピリオドは終了します。
審判はチームBが明らかにボールをコントロールするかを判断しているため、ショットクロックのヴァイオレイションは成立しないと考えます。
b. 0.8秒でチームBにスローインのボールを与えて再開します。
ショットクロック・ヴァイオレイションは成立しました。
ショットクロックの合図があってから審判がヴァイオレイションの笛を鳴らすまでに経過した時間があることは自然だと考えるので、ゲームクロックが止められた0.8秒からスタートします。
(例2)
1.2秒にゲームクロックを訂正して、チームBにスローインのボールを与えて再開します。
A1がボールを持っているときにショットクロック・ヴァイオレイションが成立しているので、進んだ0.4秒は操作の誤差と考え、ゲームクロックを正しい時間の1.2秒に訂正してスタートします。
⑤ テクニカル・ファウル
プレイヤーがファウルを導きだすために、軽いコンタクトでオーバーなジェスチャー「フェイク」をしたと審判が判断したプレイに対しては、一度ワーニング(注意)が与えられ、2回目からはテクニカル・ファウルがコールされることになりました。
コンタクトのない「フェイク」に対しては、ワーニングなしで即テクニカル・ファウルがコールされることは今まで通りで変更はありません。
これらはディフェンス、オフェンスに関係なく適用されます。
ルールや審判に興味がある方は、大会期間中など、品川区バスケットボール連盟審判部にお声掛け下さい!
品川区バスケットボール連盟