◆質問
4Q残り50秒4点ビハインドで相手チームのオフェンスの場面です。
ショットクロック3秒のところで、相手がショット。
相手のプレイヤーがリバウンドボールをバック・コートにいた味方に向けてタップしました。
バックコートにいた相手のガードがつかんで、ショットクロックは14秒にリセットされていたと思います。
これってバックパスではないのですか?
笛がならなかったので時計を止めるためにすぐにファールをしました。
ショットクロックを見ると24秒にリセットされて相手のスローインで始まりました。
なぜでしょうか。
◆お答えします
ご質問の内容からすると、おそらく「時間を止めようとしたファール」はバックコートで起こったのでは
ないでしょうか。
ショットをしたチームがリングに当たったボールを再びコントロールしたときは、どこでコントロールしても
(フロントコートでもバックコートでも)14秒にリセットされます。
つまり、この時のテーブルは正しくリセットしたと思われます。
しかし、バックコートでのDFファールが起こったときは24秒にリセットされてしまうのです。
ちなみに、フロントコートでのDFファールは、ショットクロックの残り時間が
14秒以上の場合は継続。 14秒以下の場合は14秒にリセットされます。
ファウルの起こった場所でショットクロックの状況が変わるので注意する必要がありますね。
バックパスについても、気になりましたのでお答えします。
相手が「リバウンドボールをバックコートにいた味方に向けてタップした」とありました。
味方に向けてとしてもタップなのでボールをコントロールしてないと審判は判断したのだと思います。
タップはコントロールがないので、バックパスのヴァイオレイションではないと
判断して吹かなかったのでしょう。
ちなみに、以下のケースはバックパスとなります。
攻撃側がフロントコートでボールを保持(コントロール)しているときに、
両チームのプレイヤーがほとんど同時に触れて、そのボールがバックコートに返った場合、
攻撃側チームのプレイヤーがバックコートでそのボールに最初に触れたときは、
ヴァイオレイションになります。
パスしたボールが両選手に触れてルーズボールになり、バックコートでまた同時に触れた場合は
バックコートでのファースト・タッチの条件を満たしているのでヴァイオレイションです。
29年度第一回連盟大会も今週末が最終日となります。
大変暑い中での試合ですが、事故、怪我などないようご注意ください。
大会期間中、たくさんの質問を頂きました。
簡単ではありますが、ご参考にして頂ければと思います。
ルールや審判に興味がある方は、大会期間中など、品川区バスケットボール連盟審判部にお声掛け下さい!
品川区バスケットボール連盟