品川区バスケットボール連盟審判部です。
第一回大会も3日目まで終了しました。
体育館も大変暑くなりましたので、水分補給や怪我のないよう各チーム大会終盤を楽しんで頂ければと思います。
先日の試合で、珍しい出来事がありました。
今も審判部では、議論が続いております。
<<プレー内容>>
放たれたスリーポイントシュートがキレイにバスケットに入りました。
ボールは明らかにリングを通過、しっかりとネットの中に入りましたが、バックスピンが掛りゴールから飛び出したのです。
リングの縁をグルグル回り、こぼれ落ちたわけではありません。
皆さんは得点だと思いますか?
ルール上では・・・
★ライブのボールが上からバスケットに入り、バスケットの中にとどまるか明らかに通過したときにゴールになる。
★ボールの一部が少しでもリングの内側の上面より下にかかっている場合は、そのボールはバスケットの中にあるものとみなされる。
とあります。
↑ バスケットの中にとどまった状態は得点
バスケットとは、「リングとネット」を指しています。
そのため、今回の事象は、とどまることも通過することもなかったため「ノーバスケット」無得点になります。
参考【JBA】2018バスケットボール競技規則
第16条
得点:ゴールによる点数
16-1定義
16-1-1
16-1-2
http://www.japanbasketball.jp/files/referee/rule/2018rule.pdf
ただし、FIBAの器具規定では、ネットの規定として・・・
★バスケットを通過するボールを瞬間的にチェックするように製造されていること
★ネットが跳ね返ったり、リングの上で絡まないこと
★ボールがネットに絡まって止まったり、ネットから跳ね返ったりしないこと
(原文英語、その他にも多数要件あり)
ですので、今回のケースは器具の不具合で「得点を認めるべき」という意見もありました。
ルール上は「無得点」ですが、確かにバスケットの中に入ったボールが跳ね返ってくるなんて誰も想像できないですよね。
ショットした選手は大変残念でしたが、誰が見ても素晴らしいシュートでした。
ルールや審判に興味がある方は、大会期間中など、品川区バスケットボール連盟審判部にお声掛け下さい!
品川区バスケットボール連盟